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H22/03/19
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code 5150 ~ 515F |
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読み:
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シャ/うつす
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解説:
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「写」の旧字「寫[556D]」のそのまた俗字らしい。JISよ、いい加減にしてくれ……… |
用例:
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読み:
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ベキ
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解説:
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実は数学に出てきた「べき乗」の「べき」がこの字である。【自乗冪(ジジョウベキ)】とは22とか52とかいうやつである。【冪歴(ベキレキ)】は「おおい広がるさま」。【冪冪(ベキベキ)】は「雲や霧がおおいかぶさるさま」の形容に用いる。 |
用例:
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「もう、冪冪と霧が出てきて視界ゼロでやんの。」 |
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読み:
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ヒョウ/にすい,こおり
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解説:
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部首名。氷を意味する。氷を透かしたときに見える筋をあらわしている。 |
用例:
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読み:
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ケツ/きめる
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解説:
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「決」の俗字。こんな字いらないでしょう・・・・用途がわかりません・・・・・ |
用例:
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読み:
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コ,ゴ/こおる,さむい,ひえる,さえる
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解説:
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「さえる」は国字読み。実は「冴える」は誤字。この字が正しいのである。ただし、人名用は誤字の方が認められているそうである。【冱寒(ゴカン)】は「寒くて物が凍ること」「きびしい寒さ」。【冱涸(ゴコ)】は「こおりつく」こと。 |
用例:
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「頭が冱えわたり、一気にバグがとれる。」 |
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読み:
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チュウ/おき
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解説:
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「沖」の俗字。これも「决[5153]」と同じパターン。要りません。 |
用例:
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読み:
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ヒョウ/こおり
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解説:
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これは「氷」の本字。「氷」は「冰」の俗字なのである。が、俗字が教育漢字になっている以上、こんな字は使わない。いちおう知識として憶えておく程度でよろしいかと。 |
用例:
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読み:
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キョウ/いわんや,おもむき
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解説:
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「況」の俗字。使いません。 |
用例:
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読み:
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レツ
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解説:
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寒い」「冷たい」の意。【冽風(レップウ)】は「寒い風」。【冽冽(レツレツ)】は「風または寒さのきびしいさま」。【清冽(セイレツ)】は「冷たく清らかなこと」。 |
用例:
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「冽風吹きすさぶ日のジョギングはどう考えても体に悪い。」 |
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読み:
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コ/こおる
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解説:
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先述の「冱[5154]」とほぼ同じ意味。よって熟語もまったく同じ。ただし、国字読み「さえる」とは読まない。これも利用価値の無い字。 |
用例:
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読み:
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リョウ/すずしい
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解説:
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「涼」の俗字。「冫」の字はこのパターンの俗字が多いのがわかってもらえると思う。JISがなぜに俗字にこだわるのかがわからない・・・・ |
用例:
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読み:
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リン
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解説:
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「寒さがきびしい」とか「心が引き締まる」とかの意味がある。この字はよく使われるので覚えておこう。「凛として~」という使われ方もある。つまりは「りりしく~」の意。【凛凛(リンリン)】【凛乎(リンコ)】【凛然(リンゼン)】はどれも同じで「心が引き締まって犯し難い様子」「寒さのきびしい」「恐れてゾッとする」などの意味がある。NHKの大河ドラマであった「凛々と」もこの字。 |
用例:
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「頭が悪くても凛然としていれば賢そうに見えるものである。」 |
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読み:
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キ/つくえ,おしまづき
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解説:
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お殿さまなんかが脇に置いている「肘掛け」のことである。また、祭礼などで供え物を乗せる台のこともこの字を用いる。なんと言っても【几帳面(キチョウメン)】は覚えておこう。意味はご存じの通り。【几帳】とは平安貴族なんかを描いた絵に見られる、布を下げたついたてのこと。百人一首でもこの几帳の陰に隠れていて顔の見えない女性がいるよね。神社なんかにも置いてあるので確認するのも結構。ちなみに、わが家にも座敷の間仕切り用においてある。
さて、この几帳、直径4cmほどに木を丸く削った棒を組み合わせて作ってあるが、表面は必ずスベスベに磨いてある。昔の職人さんは、それはそれは丹念に神経を使って仕上げをしたらしい。とても雑な性格の人間にはできない仕事である。それで、真面目で細やかな神経の持ち主のことを『几帳面な人』と言うそうである。
【几筵[6427](キエン)】【几席(キセキ)】は「肘掛けと敷物」で『座席』の意。 |
用例:
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「几帳面な彼女は抜いた脇毛を一直線に並べている。」 |
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読み:
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ショ/ところ,おく,おる
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解説:
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「処」の旧字……なのだが、実は教育漢字の「処」の方が本来の字だったりする。この「處」は形声文字。中国での発音の便宜上、「虎」の略字を上に乗せたのである。 |
用例:
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「お休み處」「お食事處」 |
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読み:
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こがらし
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解説:
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「木枯らし」を一字で表したバリバリの国字である。「木」と「風」を合成しただけであるが、見ただけで意味が連想できてしまう。これこそが国字の醍醐味。個人的に国字は大好きである。 |
用例:
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「凩に吹かれて東へ西への流浪の旅。」 |
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読み:
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ヒョウ/よる
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解説:
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「よりかかる」とか「もたれる」の意。【凭几[515C](ヒョウキ)】は「肘掛け」のこと。【凭欄(ヒョウラン)】は「欄干にもたれかかる」こと。 |
用例:
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「バカ殿の凭几は小道具さんの力作である。」 |
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