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H22/03/19
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code 5140 ~ 514F |
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読み:
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リョウ/ふたつ
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解説:
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「両」の旧字。天秤ばかりを模した象形文字である。対になるものの意。 |
用例:
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読み:
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ユ/しかり
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解説:
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もともとは「丸木船」を表す字。借りて「応答するときの言葉」に用いる。「然(しか)り」と書くことが多いようだが、これは本当は間違い。この字が正しい………とまでは断言しかねるが、少なくとも「然り」を「しかり」と読むことは認められていないのである。もうひとつ重要なのは【兪兪(ユユ)】。「落ち着いた様子」を指す。 |
用例:
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「その青年は東横線のホームで、兪兪としてゲロを吐いた。究極のカッコマンである。」 |
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読み:
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ケイ
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解説:
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困った字。漢文の助詞なのであるが、普通は発音しない(読まない)字だというからあきれる。当然、ロクに熟語もなければ使い道もない。強いて言えば漢文をそのままワープロで打つときくらいのもんである。【兮呀[5260](ケイガ)】という熟語はあるにはあるが、意味が「発音があまりに悲しく痛ましく、それが人を動かすこと」だそうで、何だかよくわからないし、使い道もなさそうである。 |
用例:
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読み:
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キ/こいねがわくは
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解説:
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「のぞむ」とか「ねがう」という意味の字である。また【冀州(キシュウ)】は古代中国の州の名で、現在の「河北省」にあたる。中国史をやっている人には嬉しいかもしれない。【冀願(キガン)】【冀望(キボウ)】【冀幸(キコウ)】はどれも「願い望む」の意。 |
用例:
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「冀わくは、このことが妻の耳に入らないことだ。」 |
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読み:
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ケイ/まきがまえ,けいがまえ
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解説:
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部首名用である。「遠い境界」という意味を持っている。 |
用例:
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読み:
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カイ,エ/まわる
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解説:
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「回」の古字である。正字であるという説もあるようだが、それは間違いである可能性が高い。はっきり言って誰も使わない。いまさらながらJISの方針がわからない。 |
用例:
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読み:
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サツ,サク
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解説:
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「冊」の別字体である。これも無用の字。あえて使用する意味もなさそう。 |
用例:
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読み:
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ゼン,ネン
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解説:
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「よわい」とか「しなやか」とか「すすむ」の意味がある。【冉冉(ゼンゼン)】は「徐々に進行するさま」。主に人名に使用される。【冉求(ゼンキュウ)】は孔子の弟子で十哲の一人。覚えておくと面白いのは【冉達克】。これで「ジャンヌ・ダルク」と読む。それから日本人ならきちんと読みたい【伊奘冉尊(イザナミノミコト)】。「冉」を「なみ」と読ませているところが面白い。 |
用例:
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「国産み神話のヒロインといえば伊奘冉尊。」 |
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読み:
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ケイ,キョウ/あきらか
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解説:
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元来は「光輝く」の意。【冏冏(ケイケイ)】は「光輝く様子」。【冏然(ケイゼン)】【冏焉(ケイエン)】は「明らかなこと」。 |
用例:
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「離婚の原因が夫にあることは冏然としている。」 |
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読み:
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チュウ/かぶと,よろい
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解説:
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「よろい」は国字読み。これはもう【甲冑(カッチュウ)】のための字。 |
用例:
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「戦国の武将たちは思い甲冑を着たまま行軍した。」 |
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読み:
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コウ/かまえる
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解説:
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「組み立てる」「かまえる」の意がある。この字はみごとに熟語がない。単に【冓(コウ)】というと、宮中の女官の詰め所のことになる。または、かがり火を焚くための井の字形に木を組んだものを指す。改めてJISの採用基準がわからない。 |
用例:
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読み:
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ベン,メン/かんむり
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解説:
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つまりは中国古来のかんむりのことを示す。よく「孔子像」なんかが頭に乗せている四角い板にひもの下がったやつである。【冕旒[5A58](ベンリュウ)】はそれに垂れ下がったひものこと。【冕服(ベンプク)】は冕と対になる礼服のこと。 |
用例:
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「冕服を着た隣国からの使者が皇帝の前に現れた。」 |
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読み:
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ベキ/わかんむり
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解説:
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部首名。物を何かで覆うことを意味している。 |
用例:
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読み:
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エン
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解説:
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見たとおり、うさぎが覆いをかぶせられている字。転じて「ぬれぎぬ」の意味。【冤罪(エンザイ)】は最近新聞の紙面を賑わせていた。「17年ぶりの無罪」なんていう見出しがあったね。【冤死(エンシ)】【冤獄(エンゴク)】【冤訴(エンソ)】などの熟語があるが、意味は見たとおりである。 |
用例:
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「日本の冤罪の多さに危機感を抱く。」 |
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読み:
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コウ/あだ
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解説:
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「寇[5564]」(鎌倉時代にあった「元寇」の「寇」ね)の俗字。無用の字。 |
用例:
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読み:
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チョウ/つか
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解説:
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大きな盛り土を表す字。転じて「墓」。【冢子(チョウシ)】【冢嫡(チョウテキ)】【冢嗣(チョウシ)】はどれも「あとつぎ」のこと。【冢婦(チョウフ)】はその妻。 |
用例:
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「冢婦の大変さは次男の嫁には理解できまい。」 |
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