P.S. このことが発覚したのは、私が回線制御の仕事をしていたときのことです。半二重1200BPS のモデムを介してのファイル転送を、PC-9801のN88-BASICでつくっておりました。しかし、しっかりとした通信エラーチェックをオールBASICで処理していたのでは間に合いません(例えばCRC・・・・)。そのようなわけでマシン語を使用してストリング配列域内のデータのエラーチェックをしようとしたのです。
「あの~、ストリング配列の -(中略)- はどうなっているんでしょうか?」
「30分ほど時間をください。わかり次第追って連絡いたします。」
-30分後、N○CからのTEL.-
「もしもし。先ほどの件ですが、担当の者に確認したところ -中略- ということですので、そのようにしてみてください。」
「じゃあマニュアルにこう書いてあるのは………。」
「ああ、すいません。バグです。」
「…………………。」
・・・・・おかげでまる一日間苦悩の嵐にみまわれました。8086が拍車をかけて嫌いになったことは言うまでもありません。今でも「セグメント」の5文字を耳に、あるいは目にするだけで8086チップの足を全部折りたくなる衝動にかられます。(などと言ってはみましたが、N○Cさんの応対は誠実でよかったです。)
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