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月刊絵夢絶党のひ・み・つ　其乃壱
■右は月刊絵夢絶党の裏表紙である。基本的には毎号デザインが変わっているが、おおよそこのような感じである。コピー誌であるがゆえに毎号裏表紙の原稿を作成することになるため、ひとひねり入れたくなるというのが人情というもの。そこで捻ったのが落丁・乱丁の対応文である。
　通常は、

　　「落丁・乱丁がございましたらお取り替えいたします。」
というものだが、これをパンチの効いた(?)ものに変えてしまうのだ。うっかりしていると（いや、していなくても）見落としてしまいがちだが、こういうところに凝るところこそが「マイコンクラブ 絵夢絶党」の原動力といえるのである。
　以下が歴代の落丁・乱丁の対応文である。
～12号 落丁・乱丁、その他不完全な絵夢絶党はお取り替えいたします。
～39号 落丁・乱丁がありましたらあきらめてください。
40号 落丁・乱丁がありましたら当たりです。
41・42号 落丁・乱丁がありましたら笑ってごまかしてください。
43号 落丁・乱丁がありましたら・・・ごめんなさい。
44号 落丁・乱丁がありましたらぼくのせいです。
45号 落丁・乱丁がありましたら泣き寝入りしてください。
46号 落丁・乱丁がありましても品質には異常ありません。
47号 落丁・乱丁があっても気にする人は大物になれません。
48号 落丁・乱丁がございましたら５冊集めてください。記念品と交換いたします。
49号 落丁・乱丁がありましたら困ったもんです。
50号 落丁・乱丁がありましたら、原稿をお貸しいたしますので自分でコピーし直してください。
51号 落丁・乱丁があっても郵便局には持って行かないでください。
52号 落丁・乱丁があっても却下します。
53号 落丁・乱丁につきましては前向きに善処したいと思います。
54号 落丁・乱丁はあなたの気の迷いです。
55号 落丁・乱丁は見逃してくだせい、お代官様！！
56号 落丁・乱丁には十分お気をつけください。
57号 安心してください。落丁・乱丁は決して人を襲いません。
58号 落丁・乱丁って何ですか？
60号 落丁・乱丁？そのようなものがあるはずがありません・・・
61号 落丁・乱丁は編集長が責任を取ります。
62号～ 毎号変わってはいますが、ネタ切れ気味なので割愛。
　まったく、ばかばかしいことこの上ない。ばかばかしいついでに書籍認可関連文も以下に記す。
昭和57７年2月19日　日本国有鉄道不承認雑誌
昭和56年12月 第三種郵便物不認可
雑誌　04432-9　　　　　価格￥時価
　以上のようなコピー誌を見かけたら、それは間違いなく機関誌「絵夢絶党」なので、大切に保存するか、見なかったことにするかしてほしい。