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| HP(ヒューレット・パッカード)社のdeskjet990cxiを購入してから丸3年。今度は平成17年プリンタ考です。いやはや、時の経つのは早いものです(爺臭さ…)。 3年経ってもdeskjet990cxiは元気です。ひと月近く使わなかったり、連日酷使したりしてきましたが、印字に障害は全くありません。ただ、少々用紙の取り込みミスが増えてきたかな、といった感はありますが。まぁ、空気に触れている以上、ゴム部品の劣化は避けられません。こんな状況なので、今回は前回のように使用中のプリンタがおかしくなったからという理由で新しくプリンタを買ったわけではないのです。 実は今度のプリンタ買いは「勢い」なのです。今使っているデジカメが「でかい」「電池が保たない」「ズームがない」「手ぶれする(いや、これは撮る人間の技術の問題だろう)」と不満を並べる妻が、最新のコンパクトタイプが欲しいということで新しく買うことになったのです。確かに5年以上前に購入したもの(Nicon COOLPIX700)なので、現在のものと比べると不満が多くなるのは当然でしょう。で、4万円弱でカシオのEX-Z500(エクシリム)を購入しました。ちなみに500万画素・光学3倍ズーム・手ぶれ補正有りというスペックです(内蔵電池だけで7時間以上撮影/再生できるというスペックが一番驚きですが)。
ここで思い出すべきは、前回の「平成14年プリンタ考」です。安い買い物ではないのですから、慎重に機種を選定する必要があります。しかし今回は事情がだいぶ違います。そう、妻が手軽に使える必要があるのです。デジカメで撮った写真を自宅で印刷する・・・これが主目的。となると、「1.操作の簡単さ」「2.ランニングコストの低さ」「3.写真の綺麗さ」が機種選定の優先項目となります。1はメモリカードからのダイレクトプリントができるとベストですし、2は独立インクタンクが有利、3はC社かE社の6色以上のタイプが理想的です(もちろんCD/DVD-Rの直接印刷機能も必要)。 ということで最有力候補になったのが、E社のPM-D800という最新型機でした。価格は2万円強。染料インク6色(独立タンク)のA4版インクジェットタイプで、カラー液晶画面付きダイレクトプリントが可能なプリンタです。対抗は同社同ランクの液晶画面とメモリカードスロットの無いタイプ。でも、価格差が3千円足らずということで、すぐにコイツに決定してしまいました。 決め手は3つ。まずひとつめは、プリンタ単体で印刷ができること。最近の流行ですね。デジカメのメモリカードを直接挿したり、USBケーブルでデジカメと直結したり(PictBridge)してパソコン要らずです。カラー液晶のディスプレイ付きなので画面を見ながら簡単な操作で印刷できてしまいます。もちろん、縦撮り横撮りも自動判断します。これは実際に使ってみて初めて便利さに気付かされました。本当にお手軽で簡単です。トリミングやレイアウト設定などもできるので、本格的なフォトレタッチをしないのであればこれ一台で十分かもしれません。ついでに写真をCD/DVD-Rにもレイアウトを選択しながら直接印刷できるのには感心しました(ここまでやるか……)。
3つめは寿命です。寿命といっても単に耐久性が高く壊れにくいという意味ではなく、インクが将来的にも簡単に入手可能で、メーカーが安定した会社であることなどが条件となる「実用になる」寿命です。新しいOSが登場してきたときも、早急に対応ドライバを提供してくれるかというのも大きなポイントです。この点ではE社に限らず、C社やHP社も十分に信頼に足りますが。 敢えて決め手には入れませんでしたが、印字速度とランニングコストも気になるところではあります。が、現在のプリンタの平均性能から考えると、どちらもそこそこであれば問題ないと判断しました。実際、L版プリントで40秒台で印刷が完了しますし、コストも1枚あたり20円台前半(実質)になりそうです。とりわけ速いとか、安いとかというわけではありませんが、不満な値でもないと思います。
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今回は初めて仕事用以外の目的でプリンタを購入しましたが、機種選択の観点が従来と全く異なるため、結構考えさせられました。最近の高画質プリンタは写真プリント用として割り切ってしまうと、もうほとんど家庭現像所の感覚なんですね。この分野ではすでにかなりのノウハウが蓄積されていて、不満を感じる部分がほとんどありません。マイナス思考でいくと、当面のブレイクスルーが思いつかないといった状況です。現在、私が感じる唯一といってもよい不満はずばり「インクの価格」です。この価格ははっきり言って「不当」です。各社談合でインク価格の破壊を防止しているのでは?と思ってしまうくらいです。考えてみればわかりますが、これだけ家庭にプリンタが普及し続けているのに、旧タイプのインクも新タイプのインクも価格が安定し過ぎています。PM-D800用のインクは、量販店でも1色あたり1,000円以上しています。6色すべて交換すると6,000円以上かかる計算です(6本セットでも6,000円弱)。購入価格が仮に24,000円だったとすると、インク価格が本体価格の1/4です。購入時には新品のインクが1セット付属していますから、インク抜きの価格は18,000円ですか?また、量産効果はゼロですか?
インクカートリッジを見てみると、残量をチェックしたり誤装着を防止したりするためでしょう、マイクロチップが組み込まれているようです。これがインク価格の低下を阻んでいるとしたら、「空か否かさえわかればいいから、チップなしのシンプルなインクカートリッジを\300以下で出してくれ!」と言いたくなります。でも、利ざやが小さくなるのでやってくれないのでしょうね。サードパーティー製品では、純正品の半額近くのものが出回っているので、やはり安くできるようです。また、以前はサードパーティー製品は発色が悪いとか、経時変化が激しいとか言われていましたが、昨今はそれもかなり改善されているようです。せめて純正品の詰め替え商品くらいは発売して欲しいと思います。「リサイクルに積極的です!」と謳うのであれば、カートリッジの回収もさることながら、容易に詰め替えができるカートリッジを商品化しなさいな。特約店店頭での充填サービスでもかまいませんから・・・・ |
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| 3年ほど前に写真印刷が実用的になって「ついにプリンタもここまで来たか」と思いましたが、進化は着実に進んでいるようです。経時変化が改善され、独立インクタンク化が進み、ロール紙じゃなくても四辺縁なし印刷ができ、顔料インクが登場し、インク残量を細かく把握可能になり、パソコン無しでも印刷ができ、ついに自己補正までするようになりました。個人的には、これからは印刷コストの引き下げが勝負どころになると見ています。平成21年プリンタ考(予定?)では、果たしてどのようなお話しができるのでしょう。今から楽しみです。 | ||||||||