NEW PRODUCTS 2
念力マウス

 (株)コジクールが発売した、念じることで自由に動かすことのできるマウス。手がふさがっているときには大変便利だ。脳波センサーを額に貼るだけで誰でも使用できる。多少の訓練は必要だが、慣れるとホイールも自由に回せるようになる。発売前のモニターからは「直接画面のポインタが動いてくれた方がよほど楽」という意見が相次いだが、メーカーは「それではマウスじゃない」という理由で発売を断行したらしい。(オープン価格)
最新版ホームドクター

 1980年頃に発表され話題となったホームドクターが再び発売される事となった。以前はBASIC言語で表記されていたのだが、今回はHTMLで表記されたことにより格段にパワーアップされネットワーク対応となった。以下がそのソースコードと言われている。

 <HTML>
 <BODY>
 <A HREF”http://www.google.com/”>
 ここをクリックしてから症状を入力してください。
 </A>
 </BODY>
 </HTML>
エコマウスTM

 このほどエルコム(株)が発表したエコマウスは、電池の要らないワイヤレスマウスである。センサーは光学式で、小型発電機とバッテリーを内蔵する。内部には振り子がX軸Y軸の2つ、組み込まれている。
 通常、マウスを使用していると前後左右に激しく移動させることも多く、そのエネルギーは馬鹿にならない。この移動エネルギーを振り子によって発電機に伝え、電力を得る仕組みになっている。効率よく発電させるため、あえて解像度は低く抑えてある(150count/inch)。
 使用感は予想通り、解像度が低いためワイド型ディスプレイを使用しているとマウスパッドからはみ出すことが頻発。また、振り子のカタカタ鳴る音も気になる。さらに、細かな作業を続けているとバッテリー切れが発生し、マウスを持ち上げて激しく振らなければならなかったりする。
 エルコムではこれらの欠点を把握しており、クリックやホイールでも発電する製品を開発中とのこと。(オープン価格)
業界初!バイオサーバExperiment3800シリーズ

 MEC(見本電気)が研究・開発し、商品化にこぎつけたバイオサーバExperiment3800シリーズ。
 生体を使用しているため、バイオサーバと言う名前がついている。
 使われている生体は、何と魚の鯖。
 それにも関わらず、導入時の速度は従来機と大差ない性能を実現。
 但し、モノがモノだけに劣化も早く、長期間の使用に耐えられない欠点が未だ改善されていない。
 腐敗やたんぱく質の熱変性が起きる前に、機器交換するのがコツとは、開発者の談。
 ちなみに、どの機種も素材にこだわっており、最上位機種には関さばが使われているとの事。
 価格はどのモデルも時価。
ワイヤレスリセットスイッチ

 今やマウスのワイヤレス化は当たり前。ワイヤレスキーボードも珍しくない。そのうちスピーカーやディスプレイなどもワイヤレス化するかもしれないが、さらにその先を行くのがこの製品である。(株)ソウルテックが先日発売したのは、パソコンのリセットスイッチをワイヤレス化する、その名も「どこでもリセット君」だ。受信機を筐体内マザーボードのリセットスイッチ端子に接続し、送信機であるリセットボタンユニット(電池はCR2032)を任意の場所に置いて使用できるというもの。電波到達距離は半径約8m。システムが不安定になってきて、よくリセットスイッチを押す人にはうれしいアイテムだ。自分のスタイルに合わせてリセットボタンを配置できる。また、すぐにリセットに頼ってしまう人は、ボタンを押しにくいところに置いておこう(たとえばタンスの上とか)。こうしておけばリセットがおっくうになって、何とか復帰させるべく努力する良い癖がつくだろう。また、とあるモニターがリセットスイッチ端子ではなく、電源スイッチ端子につないでみたところ、問題なく電源スイッチとしても使用できたと報告している。このモニターは「この方が使い物になる」とのコメントを出している。(価格2,980円)
手作りマウス

 人間工学に基づいたさまざまなマウスがあふれている昨今だが、とうとう誰の手にもジャストフィットする可能性があるマウスが発売された。
 製品は箱から取り出すとしんなりとした粘土のような柔らかさであり、ホイールやボタンなどほぼ自由な位置に取り付けられるようになっている。そして形状も大きさも自由に造形できるようになっている。
 造形した後、製品に同梱されている紫外線ライトを照射すると、わずか1分で硬化して、世界にただ一つのオリジナルマウスができあがる。
 自作した手にジャストフィットするマウスが仕事に及ぼす効果は計り知れない。
 また、造形に思いとメッセージを込めて人にプレゼントするのも良いかもしれない。
 マウスもDIYする時代の幕開けとも言える本製品、お値段は少々高めで12,800円となっているが、ユーザーからの声は概ね好評である。
 開発元は(株)ウェレコム。
ミラーリング・ディスク

 光ディスク関連企業が合同で、1枚のディスクだけでミラーリングを行う規格を発表した。
 これは同一のデータを、点対称に配置する事により相互に補完するという手法であり、特に新しい技術を必要とせずに傷や汚れに対して非常に効果的であることが実験で認められたため正式な規格となったとの事である。
 このアイデアは、蚊取り線香メーカとの異業種間交流からヒントを得られたとの事だ。
USBポリグラフ

 その名の示すとおり、USB端子に検知器を接続する「ウソ発見システム」である。被疑者の指に検知器を装着するだけで、汗・血圧・脈拍を感知し、専用のアプリケーションソフト(XP/Vista/7およびUNIX)で総合判定する。質問はすべて音声によって行われ、画面には逐次状態が表示される。使用者はあらかじめソフトの指示に従って情報を入力しておく必要がある。例えば「浮気チェックモード」を選択した場合、「疑わしい相手の氏名」「様子がおかしくなった時期」「外泊した日時」などの設定項目がある。あとはソフトが最適な質問を組み立ててくれる。メーカー公称の的中率は92%で、かなり高精度である。さらに精度を上げたい場合は、オプションの「脳波センサー」を併せて使用する。また、マイクが接続されていれば、被疑者の回答音声を分析して、さらに精度を高めることができる。

開発元:不治痛(株)
販売元:ナイトメア商事
価格:オープン(実勢価格:\39,000~\42,000)
USBポリグラフ オプション表情センサー
USBポリグラフ 専用webカメラ

 発売まもなく大ヒットとなった総合判定ソフト「USBポリグラフ」の精度を上げるオプションとして、新製品の登場だ。被疑者が指に検知器を装着するのを断固として拒絶する場合や、だんまりを決め込んだ場合の利用が見込まれる。装着するwebカメラのラインナップは2種類。メガネを模っているためwebカメラと気付かれず、被疑者はリラックスして音声質問を受けることができる(写真参照)。
 使用者は専用webカメラを自身の眼前にセットし、被疑者へ微笑みかけ、「わたし(オレ)の目を見て話して」と諭す。このカメラを通じて被疑者の表情を読み取ると、表情センサー側で表情を認識し、bluetoothを経由してUSBポリグラムに取り込まれる。代表的な認識項目と取り込まれる評価点は、眉間にしわがよる1点、目が泳ぐ2点、目の焦点が合わない3点、顔面蒼白5点、舌がもつれる10点、歯の根が合わない30点など。

 さらに付属の新バージョンのUSBポリグラフでは、ユーザーからの要望の多かった2機能が追加されている。まず、設定項目に、画像通信および自動表示機能がついた。「決定的証拠」項目に「興信所が送ってきた写真」をセットしておくと、手早くメール受信し、効果的な場面で自動的に表示することができる。また「今回は泳がせるモード」では、二時間後に「カツ丼」のネット注文が行われ玄関まで届くようになっており、効果的な場面においても決定的証拠項目をあえて表示しない。
足マウス

 これまでありそうでなかったポインティングデバイスである。しかし、一度使用するとその便利さに驚くはずだ。両手でキーボード入力しながらマウス操作ができるのである。ワープロの使用中を想像してみてほしい。いちいち手をキーボードから離すことなく各種アイコン操作等ができてしまうのだ。

 形状は少し大きめのマウスの頭頂部にこけし型の突起が生えている姿を想像してもらうとよいだろう。この突起を足の親指と人差し指で挟んで使用する。かかとは床に付けて操作する。また、クリックはもう片方の足で大きなボタンを押すことで実現する。もちろんボタンとボタンの間にはホイールも付いており、操作性は良好である、が、少しくすぐったいのが難点かもしれない。

 これも当然かもしれないが、光学式でワイヤレス動作となっているので、設置に苦労することはない。表面は抗菌処理されており、衛生面も配慮されている。また、付属の専用足マウスパッドは耐久性が高く、水洗いできる優れものである。

 筆者は1週間ほど使用してみたのだが、最初のうちは足の指が攣ることが良くあり閉口した。しかし、慣れてしまうとそのようなこともなくなり、非常に快適に使用できるようになった。両手が自由になることの快適さは間違いなく癖になる。ヒット必定の新製品だ。

開発・販売:(株)路地技研
価格:\10,800



使用レポート(読者投稿)

 先日発売された「足マウス」を早速購入し使ってみました。もう最高に便利です。左手でポテチなどを食べ続けながら右手でタイピング、足マウスは理想的です。もう、普通のマウスには戻れません。
 問題は、私の足では突起を挟み続けるだけの持続力がなかったことです。そこで、突起を前に移し、そこから外周部に二本の紐を取り付けてみたのです。その紐の下に足を差し込む事で指先に力を入れることなく長時間使えるようになりました。ただ、その姿を家族の者に見られた時「家の中でサンダルを履くな」と叱られましたが………。