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COME ON MUSIC MPUコントロールソフトウェア
MIDIレコンポーザーのちょっといい使い方 吉本 和宏 |
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さて、ラムちゃん騒ぎもとりあえず一息おいといて、真面目な、かつ良心的な企画に帰りたいと思います。
カモンミュージックのソフトは本当に良くできていて、マニュアルもわりと理解し易いと思うのですが、非常に便利なくせになぜか解説されていない機能があります。これは私自身が発見したものと、友人(もちろんユーザー)が発見したものがあるのですが、これははっきり言ってカモンの嫌がらせではあるまいかと思えるほど便利な機能なので、ぜひこの場で公表したいと思います。 ひとつはデータ打ち込みの際のリピート機能です。ご存知の通り、スペースキーにある程度のリピート機能があり、音程だけ変えてステップタイム、ゲートタイム、ヴェロシティーデータを変化させない場合には便利です(【図1】)。しかし、いったん打ち込んだ後でこれらの値を修正する場合には、同じデータが連続するときにもいちいち打ち込んでやらなければならずけっこう大変です(【図2】)。 ここで技が出てきます。この例では一行目のヴェロシティの値を89と打ち込んでリターンキーを押したのち、(ここでカーソルは次の行のヴェロシティ値上に移動する)“:”キーを押すと、あらあら不思議、ちゃんと直前で決定した89というヴェロシティの値だけがリピートされます。どうぞお試しください。もちろんゲートタイムやステップタイムのデータも同様に扱えます。これでいままでGATE COMP/EXP,VEL COMP/EXP,VEL SHIFTの機能でだましだまし修正していた煩わしさから解放されます。 |
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その2は、ちょっと特殊な使い方をする人にしか意味がないけど、ノーマルトラックからリズムトラックへの小節単位でコピーできるという機能です。つまり鍵盤やMIDI出力のあるドラムパッドなどでリアルタイムに入力したり、リズムデータをリズムトラックでパターンデータとして使ってしまおうという機能です。
通常パターン作成中に(トラック0)別のパターンをコピーする場合は“R”機能を使用しますが、ここで“C”を押すと、任意のノーマルトラックの任意の小節からデータをコピーすることができます。なるほど考えてみれば便利な機能かもしれません。特にフィルインのパターンなんかに使ってみると面白いと思います。当然のことながら、ひとつのパターンの最大ステップ数が限られているので、クオンタイズを24にしてからレコーディングしてください。 |
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最初のうちは、各音符の長さと数値の対照表を作って手元に置いておくのが一番です。慣れてきても結構忘れるんですよね、特に付点付きの音符は。
もちろん音程の入力にキーボードを使うことは言うまでもありませんが、活用を研究してほしい機能にコピー機能があります。例えば、ピッチベンド情報のように連続するものは重宝します。(右図) |
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同じ音符が連続するときは"[","]"を効率よく使用するとメモリも節約できてよろしい。
その他にも、その人なりにいろいろ方法はあると思いますが、私の友人の中には、楽譜を見ながら打ち込むとき、はじめにキーボードから音程と小節線だけを入力しておき、その後でステップタイム、ゲートタイムの順にテンキーだけで画面も見ずに打ち込んでいくという変わった輩がおりますが、これはアナログ時代のシーケンサー、MC−8やMC−4の打ち込みの名残だと本人は言っております。 |
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にしてもやっぱり打ち込みの作業は大変なことでして、そういえばある雑誌にカモンフォーマットのデータリストが掲載されていますが、ちょっと見るだけで、とてもそれを打ち込もうなどという気は起こりませんでした。それでも自分でコツコツやっていると、いつのまにかとんでもない量のデータになっているんですよねぇ、これが。いやあ、すっかりハマってしまいましたわ。
一番苦労するのは、やっぱりスペシャルコントローラー、特にピッチベンドのデータでしょう。これはやはり打ち込もうなどとバカな気を起こさずに、素直に別の空きトラックをMIDIコントロール専用につぶして、リアルタイムレコーディングするのが賢いといえます。あとプログラムチェンジの番号もシンセの方が8×8バンクのものが多く、そのナンバー変換に苦労しますが、これもリアルタイムレコーディングで確認することができます。 ソフト自体がユーザーサイドに立ってよく考えられているので、使う人のレベルに合わせてかなり効率よく使用できる点、他のソフトと比較してさすがだなあと思います。そのうち楽譜入力や、その逆の楽譜出力のユーティリティーも発売されるそうなので、ますます利用の幅が広がることでしょう。なんにしろ、おそらくはこれからもPCシリーズのMIDIソフトの主流であり続けるのはまず間違いないですから、一販売店の責任者である私も自信を持って勧めることができます。また、カモンミュージックそのものも小さいながら、というより小さいがゆえ、結構ユーザーの声を製品に反映してくれるので、どんどん文句をつけて鍛えてあげなければと思う今日この頃でした。 |
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